時事・ニュース

「OYO LIFE」をオーナー視点で考えてみる

住宅シェアリングサービスの「OYO LIFE」が開始して、いろいろとニュースになっていますね。今まで以上に手軽に部屋を賃貸できるこのサービスは、賃貸事情を大きく変える可能性があり、注目しています。

OYO LIFEの特徴は、
 1.初期費用が抑えられる
 2.18か月以内なら賃貸よりお得
 3.最短30分。スムーズな入居手続き
とサイトに記載されています。家具家電付で、重説もネットで完了させることができます。部屋を内覧せずとも、ひとまず借りて気に入らなければ別の部屋を借りる、なんてこともできそうです。(最低入居期間は30日とのことですが)

OYO LIFEのターゲットは短期入居者かと思います。そうなると競合はマンスリーマンションでしょうか。家具・家電付で1か月から契約できる点は、マンスリーマンションのサービスと非常に似ています。違うのは、契約までの手軽さでしょうか。ぱっと思いつくマンスリーマンション大手といえば、レオパレスですが、そこがゴタゴタしているこのタイミングでサービスを開始したのは、なにやら戦略めいたものを感じます。(はたまた、偶然なのか・・・)

さて、私のようなオーナーの立場からはOYO LIFEをどう考えればよいのか。
競合なのか、パートナーとなりえるのか。

まず、競合視点。

オーナーの立場では、マンスリーマンションはそれほど競合とは感じていません。私の保有物件では、短期入居者をそもそもターゲットにしていないからです。ですので、マンスリーマンションに近いOYO LIFEは大きな脅威ではありません。

ただ、手軽に賃貸ができるOYOのようなサービスが、長期入居者向けにも広がってくると脅威です。昔ながらの仲介業者が部屋を案内して契約するような流れを嫌って、手軽な賃貸契約を求める風潮が出てくると、オーナーの考えも変える必要がでてくるかもしれません。家具・家電付は当たり前、気軽に借りれる(=気軽に退去できる)ことを前提としたサービス提供・賃料設定を考えていかなくてはなりません。今までより負担が増すのに、それを賃料にうまく転嫁できなければ、行き詰るオーナーも多く出てくるかもしれません。それが脅威です。

では、OYOとパートナーとしてうまくやっていけるか。

OYO LIFEでは、物件を持っているオーナーも募集しています。サブリース契約をすることで、オーナーは安定した賃料を得ることができます。当然、前述の脅威はなく、むしろその脅威の中にうまく取り込まれることで、賃貸経営を安定させることができます。ただ、果たしてどれくらいの賃料設定でくるのか、それ次第ではあります。

ちなみに、OYO LIFEで私の近所の物件を調べたところ、
 ・最寄駅から徒歩10分
 ・築10年
 ・1Kの25㎡前後
の物件が、15万円の賃料+共益費とありました。

同様の条件でHOME’Sで賃貸物件を調べてみると、賃料は8万~9万円でした。さて、OYO LIFEの物件はオーナーに対していくらの賃料支払いで契約しているのやら。

…というか、賃料の差が大きいので、それなりに長期入居する人は普通に賃貸しそうですね。

さて、今後もOYO LIFEには注目です。



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