不動産全般

不動産管理会社とのつきあいの心構え

 本業(2流コンサル)のなかで、不動産管理にも適用できる気づきを得ることがあります。不動産管理会社との付き合いにおける、心構え(少し大袈裟ですが)のような気付きを書いてみようと思います。

気に入らない人とのつきあい

不動産投資は買って終わりではなく、購入してからが長いです。物件管理、収支管理するには、一人の力だけでは難しいこともあり、さまざまな協力・委託を行っていかなくてはなりません。

不動産管理会社への管理委託もその一つです。
自主管理の方もいらっしゃいますが、管理委託することで物件管理に関する様々な面倒ごとから解放されます。その一方で、管理会社の担当者との付き合いは長く、深いものになります。担当者とうまく波長があい、仕事のスタンスの感性があえばよいですが、ここがズレているとストレスにしかなりません(スキル不足は論外として)。簡単には担当者を変えてくれ、とも言えず、仕方なく付き合っている人も多いものと思います。

ただ、波長が合わない人と付き合わなければならない、というのは何も不動産投資に限ったことではなく、普段、サラリーマンをしている人にとっては当たり前の事かと思います。

本業での気づき

私の本業(2流コンサル)でもそうです。
ITコンサルタントという仕事柄、やり取りが発生するのはクライアントや、クライアントが契約している業者(ベンダー)です。そして、悲しいことに、コンサルタントに仕事を発注している時点で、大体、クライアントもベンダーも物事をきっちりと整理できない、進められない人たちです。私はそういった人たちが大変嫌いでイライラしてしまいます。ですが、そういった人たちに作業をお願いして、結果を出してもらわなければなりません。私の仕事はそういう類のものです。

ある時、私の上司を見て思いました。
「この人はいつも穏やかで、クライアントやベンダーからの反発・罵倒を軽く受け流しているが、どうしてそんなことができるのだろう」と。

その後、注意深くその上司の言動を見ていたのですが、ひとつ気付いたことがありました。それは「この上司は、人を見ていない。」ということ。

その上司は、常に人に依頼した仕事・作業の結果を見ていました。
人を使い、その人が出力する結果・答え、それをまず欲し、それを実施する人がその結果を出しやすいように語りかける。反発とか訳のわからないことを言ってきても結果が出せる人であれば粘り強く対応する。逆に結果を出せない人に対しては、明確な反発をしないまでも、いつの間にかその人に仕事を与えないようにしていました。

それに気づいたとき、私は思いました。
 ・ハサミ(人)を見ず、紙が切れた状態(結果)を欲することを徹底すべき
 ・切れないハサミに怒ってはいけない
 ・切れないハサミなら研げばよい。別のハサミを買えばいい。
  切れないとわかった上で使えばいい。
  どうあれ、紙が切れた状態になればいい。

当たり前な感じかもしれないけど、これに気づけて、いろんなことが楽になりました。一言で言ってしまえば、「結果がでないことを他責にしない」ということなんですがね。

不動産管理での応用

この気づきは不動産管理においても適用できました。

名古屋市物件、岐阜市物件の管理を委託したのはとある中堅の管理会社でした。その管理会社の担当者は、一言でいえばお調子者で私の嫌いなタイプの人でした。管理報告等は杜撰で、「あの件どうなりました?」と聞いたら「今やってます」という蕎麦屋の出前のようなことを平気でやります。「オーナーの利益が一番です」なんて調子のいいことを言ったりしますが、きっと会社向けには「会社の利益が一番です」なんてことを言っていると思います。ノリがいい、といえばそれまでですが、ビジネスとしてお付き合いしたくないな、と思う人でした。

上で書いたような気づきがなければ、本気で担当者変更をお願いしていたところです。

ですが、その人には良い面があります。
そのノリの良さを生かして、入居付けが得意なのです。仲介会社と仲良くなって入居者を紹介してもらったりします。入居者と仲良くなっていて、入居者の友達を紹介してもらって入居までこぎつけたりもしてくれます。

私は彼をハサミとみることにしました。
人を道具としてみる、というのは決して人間性を否定・無視しているわけではありません。結果を出してくれる大切な人であり、多少の難があってもうまく付き合って、気持ちよく結果を出してもらうようにしようと考えました。

我慢をしてるわけではない、ということが大切です。
結果を出してもらうために我慢していたらストレスが貯まる一方です。
ハサミ、とみなすことで、我慢する、という感情はなくなりました。このストレスのなさこそが、この気づきの一番ポイントです。

考え方次第で、心のありようは如何様にも変えられる、ということですね。



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