私に万が一のことがあったときの相続が気になっています。大した現物資産はもっていませんが、不動産と負債、不動産保有法人の株式が残ります。今のうちから整理をしておかないと。
個人所有の物件と法人所有の物件、それぞれ考えないといけません。私の家族は不動産業運営には全くの無関心で、経営管理していく力もありませんので、簡単に現金化できる状況にしておかなければなりません。まだ私アラフォーなんですが、そういうの気になってしまいます。
個人所有の物件にはすべて団体信用生命保険に加入しています。
私が死亡した際には、金融機関に保険会社からローン残債分が支払われるので、借金が家族に相続されることはありません。物件だけが遺りますので、その資産価値分の相続税がかかります。このあとは、物件を売却するか、無借金の状態で賃料収入だけを得るか、のどちらかになります。家族には、その際には売却するように伝えています。管理会社をかなり教育しているので、オーナーの利益を無視した、管理会社が儲かる管理提案をすぐにはしてこないと思いますが、おそらく1年くらいすればダレそうな気がします。そうなったときに牽制を利かせられないのであれば、保有しておくメリットはありません(管理会社に搾取されるだけ)。
法人の場合は相続対象が株式になります。
私が100%株を保有しているので、会社の資産価値がそのまま相続課税の対象となると思います。ポイントなのは、利益剰余金と長期借入金(役員貸付)でしょうか。
土地・建物を簿価だけで評価するならば、会社の資産価値は資本金+利益剰余金です。ただ、私の法人は現在2期目で大した利益剰余金を持っていないので、相続対策は不要でしょう。長期借入金(役員貸付)は物件を購入するために個人口座から法人に対してお金を貸しているものになるので、これは、ぱっと見長期借入金なのですが、相続対象資産となってしまいます。物件購入のために結構頭金を入れていて、そのために個人口座から資金移動しているのでこの金額が非常に大きいです。
さて、この法人は家族に相続したあとに、どうしてもらおうか。
全物件売却→法人解散が無難な流れでしょうかね。ただ、家族にそれを任せるのが不安です。たとえ税理士などサポートを入れたとしても、真っ当に判断できずに、面倒になってしまっていろいろ放置されそうです。
不動産規模を拡大していきたい、と思う一方で、現金資産などを多めに残してそれをそのまま相続させていくほうが家族のためでもあると思ったり。とはいえ、せめてあと10年は資産拡大させてほしいし、そこまでは私自身も健康でありたいな、と。
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