八王子市物件の決済が近づいてきて、仲介会社より必要資金の詳細な明細が送られてきました。万が一、決済にむけて資金が足りなくなるといけないので、昨年末から、必要資金より多めに現金化をしていたのですが、これで余剰資金の拘束を解除できます。この余剰資金を以前の記事でも紹介したFXスワップ(ユーロ・ズロチ)の裁定取引に利用しようと思います。(以前の記事はこちら)
以前の記事にも書きましたが、FXスワップの裁定取引は、不動産投資と相性が良いと思います。
・どんどん貯まっていく賃料収入を有効活用することができる
・いざ、物件の購入資金に利用したいときには、即現金化できる
・元本毀損リスクが極めて低い
ちなみに、裁定取引なんて大それたことを言っていますが、実際は多少リスクはあります。コンセプトは裁定取引ですが、放置していると損失を被るリスクがあります。逆に言えば、日々チェックしていればリスクをかなり低減できます。
さて、肝心のスワップ裁定取引の考え方ですが、
・ある外貨(例えばドル/円)の「売り」と「買い」を同数取引する方法
→これにより、対象通貨の変動により利益も損失も出ません
・通常、外貨の「買い」は、金利差によるスワップポイントがもらえる
→外貨を保有することにより毎日利息の支払いがあるようなイメージ
・逆に外貨の「売り」はスワップポイントを支払わないといけない
→毎日金利支払いをしているイメージ
・証券会社が異なるとスワップポイントが「売り」「買い」でプラスになることがある
→例えば、「売り」:-30、「買い」:+50のような場合
・「売り」「買い」一方の証券会社の口座がロスカットにならない限り安定
というものです。この仕組みにより、通貨変動の影響を受けず、スワップポイントだけを受け取り続けることができます。
さて、この考え方の応用でユーロ・ズロチをやってます。
ズロチっていうのは聞きなれないかと思いますが、ポーランドの通貨単位です。これまでは単一通貨で「売り」と「買い」を行っていたのですが、この手法は、ズロチを「買い」、ユーロを「売り」とします。
ユーロとズロチは非常に連動性があります。
ここ半年以上、ユーロ/ズロチは4.3という割合です。ズロチが1円上がれば、ユーロが4.3円上がる、という関連性を維持しているという意味合いです。
ここまでが前段なのですが、この考え方踏まえて、本日以下のような取引を行いました。
・ユーロを10万通貨「売り」
・ズロチを43万通貨「買い」
ユーロはマイナス金利の影響で「売り」でも1日当たり3円/1万通貨のスワップポイントが、ズロチは「買い」で1日あたり15円/1万通貨のスワップポイントがもらえます(スワップポイントは日々変動します)。つまり上記取引だと、
10(万通貨) x 3円 + 43(万通貨) x 15 = 675円
が1日あたりもらえます。
これ、1年だと約24万円です。投資した資金(ユーロ売り、ズロチ買い)は200万円です。これで年率12%になります。
スワップポイントは毎日変わる可能性があるので、安定してこの金額もらえるかはチェックが必要ですが、リスクも極めて低く、いつでも決済して現金化することができるので、次の物件を購入するまではこれで小銭稼ぎです。
ちなみに、ズロチはスプレッドが広い(売りと買いの値幅が広い)ので、短期的に売買すると、このスプレッド分だけ損するので、例えば半年以上投資するようなつもりでやらないと儲かりません(感覚的にはこのスプレッド差分をスワップポイントで賄えるのに1か月かかります)
ざっくり書きましたが、もっと知りたいと思いましたら、webで「ユーロ ズロチ」で検索してください。もしくはお問い合わせフォームからご連絡ください。
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